正倉院宝物の七宝焼

京七宝Noteー記憶の糸をたぐるー 七宝焼の歴史をたどる上で触れておきたい作品があります。奈良東大寺にある正倉院所蔵の「黄金瑠璃鈿背十二稜鏡」という宝飾鏡です。 正倉院はご存知の通り、東大寺の大仏を建立した聖武天皇と光明皇后のゆかりの品が納めら…

七宝焼とは②

京七宝Note ‐ 記憶の糸をたぐる -今回は七宝焼の起源について触れてみたいと思います。 七宝焼はガラスや金属の歴史と混合される部分もあり諸説ありますが、 一般的には人類で古く確認される七宝製品としては、 紀元前14世紀 古代エジプトのファラオ・ツタン…

七宝焼とは①

京七宝Note -記憶の糸をたぐる - ご存知の方も多いかと思いますが、七宝焼の基本的なところについて少しお話させて下さい。 七宝焼とは、基本的に金・銀・銅・鉄などの金属素地にガラス質の釉薬を盛り(施釉)約700~800℃前後で焼き付け装飾したものをいいま…

はじめまして

京七宝Note -記憶の糸をたぐるー wayuplus+の采恵と申します。普段、私は作り手として七宝焼に携わり、その作品や活動についてはInstagramにてご紹介させていただいておりますが、このブログでは、「京七宝」の歴史について調べ始めたことから、その記録を…